一晩だけあなたを私にください~エリート御曹司と秘密の切愛懐妊~
「うちの父さんと母さんが東京に戻ったらすぐに雪乃に会わせろって。雪乃を連れ帰るまで戻ってくるなとも言われたよ」
「よく社長が許してくれたね」
まだ挨拶にも行っていない相手との結婚を許すなんて……。
しかも、怜のお父さまは大企業の社長。
普通は世間体だって気になるはず。
「俺も雪乃じゃなきゃ一生結婚しないって言ったし、竹下常務や修二さんも援護射撃してくれてね。『あの子はいい子だから、反対したら後悔しますよ』って」
「そんなことがあったのね」
考えてみたら竹下常務は少し前から社長に私を紹介していた。
この展開を予想していたのだろうか。
一見、人のいいおじさんという印象の竹下常務だが、仕事もできて人脈もあるしなかなかの切れ者だ。
修二さんも私のことを気にかけてくれて、一昨日はカフェで時間を潰していた私に声をかけてくれた。
私は本当にみんなに支えられて生きているんだって実感した。
でも、ひとつ気になることがある。

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