一晩だけあなたを私にください~エリート御曹司と秘密の切愛懐妊~
「渡辺にはよく言われるけど、話を誤魔化さないように。さあ、聞かせてもらおうか。俺のことどう思ってる?」
私の頬を両手で挟んで答えを求める彼。
逃げ場もないし、誤魔化しもきかない。
「……好きです。多分、入社して一緒に仕事をするようになってからいつの間にか怜しか見えなくなった」
観念して正直に自分の気持ちを打ち明けたら、彼は破顔した。
「そうだったんだ? 俺も入社した時、やけに綺麗な子がいるなって思ってて、同じ部に配属された時は嬉しかった」
「怜がそんな風に思ってたなんて意外」
「俺も男なんで魅力的な子がいればときめいたりするんだよ。今だって、キスしたくて堪らない」
怜が私の頭を掴んで唇を重ねてきた。
今ではよく知ったその唇。
でも、罪悪感を抱かずにキスできるのは初めてで、幸せを感じずにはいられない。
もう好きだって気持ちを隠す必要はない。
怜の首に腕を回してキスに応えると、彼が口早に言った。
「口開けて」
言われた通りに口を開けると、彼の舌が入ってきた。

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