ハッピーエンド彼氏役ですけど悪女役を救おうと思います
僕は立ち上がりエマの方へ歩み寄った。
エマは本で隠しているため見えていない。
背後から忍び寄って両肩に手、ビクッとさせて右の耳元へ。

「エマ姫?
大丈夫ですか?」

もちろんわざとです。

「はああああああ!!!!!!」

ガバッと立ち上がったかと思ったがそのまましなしなと地面へへたり込んだ。
これは重症だな。
ただまあ弱みは握れたようなので、これを大いに使っていこうと思う。

お姫様抱っこをしながら立ち上がった。

「ちょっ!おまちっ!くだっ!
。。ふぁあああ。。」

口元を押さえてあわあわしている。
なかなか可愛らしくていいと思った。

まあこのへんの知識も昨日速読で小説3冊から得た知識なのですがね。読むものは読んでいたが、実生活ではそんな体験をしてこなかったせいだろう。
耳まで真っ赤にしたその子は蒸気までも出ているように見える。
実はかなりピュアなのか?
本物のセザールが見たらさぞ驚くだろう。

「日が当たりすぎたのでしょう。
僕の部屋で。。」

そしてまた耳元へ

「休まれますか?」
「?!!!!!
ふぁぁ。。」

プチパニックを起こしているらしい。
もうこれ僕のおもちゃじゃないか。
ちょっと愉快。

メイドに部屋に行くと伝えるとメイド達もキャッキャし始めて駆け出していった。
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