昼と夜の間で、僕らは手をつなぎ合う

「は……っ」


そうしてたどりついた本館。わたしはいったん足を止めて、荒ぶった息を整えた。


もうじきに予鈴が鳴るから、夜間生はほとんど登校してきているのだろう。

各教室から、ちらほらと声がもれてきている。


走って心臓が過活動になっているのにくわえて、緊張でさらにドキドキが増える。

できるだけ目立たないようにと、かがんだ姿勢で、そろそろと三組の教室へと進む。


後方の出入口からそうっと中をのぞいて、息をのんだ。

ここは、普段わたしが過ごしている場所のはず。

なのに今は、まるでちがう場所だった。


私服だったり、スポーツブランドのジャージだったり。

統一感のない服装にくわえ、いろんな髪型、いろんな髪色の人がいる。
< 197 / 365 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop