昼と夜の間で、僕らは手をつなぎ合う
「は……っ」
そうしてたどりついた本館。わたしはいったん足を止めて、荒ぶった息を整えた。
もうじきに予鈴が鳴るから、夜間生はほとんど登校してきているのだろう。
各教室から、ちらほらと声がもれてきている。
走って心臓が過活動になっているのにくわえて、緊張でさらにドキドキが増える。
できるだけ目立たないようにと、かがんだ姿勢で、そろそろと三組の教室へと進む。
後方の出入口からそうっと中をのぞいて、息をのんだ。
ここは、普段わたしが過ごしている場所のはず。
なのに今は、まるでちがう場所だった。
私服だったり、スポーツブランドのジャージだったり。
統一感のない服装にくわえ、いろんな髪型、いろんな髪色の人がいる。