俺の妻は腐女子ですがなんら問題ありません。〜交際0日婚で腐女子の私は甘々に溺愛されてます〜
「っつ、はぁ、りゅうちゃん」

「まだ足りない」

「え? ちょ、隆ちゃん!?」

 息の整わない美桜をひょいと横に抱き抱えスイートルームの寝室へと足速に移動する。大抵ベットメイキングでハート型の薔薇とかが施されていると思うだろう。もちろんプランにもそうなっていたが俺は無しにしてもらった。だって今から抱きますってなった時に邪魔だろ? 勿論薔薇の中に埋もれる美桜を想像しただけで綺麗でそれもそれでゾクリと身体が震えるが、風呂でも薔薇を堪能したからベットの上では何もない状態で美桜だけを堪能したい。

 まっさらなシーツの上に美桜の背をゆっくりと下ろす。恥じらってか身を捩り身体を隠そうとする美桜の両手を取り上から覆い被さる。

「は、恥ずかしいからあんまり見ないで」

 お風呂上がりだからか、それとも一度行為をした後だからか、それともただ恥ずかしいからか、美桜の頬は真っ赤な林檎のように赤く染まり目は潤みすぎて瞬きをしたら涙がポロリと流れそうだ。それがまた俺の心を燻る。

「薔薇に包まれてた美桜も綺麗だったけど、真っ白なシーツの上で乱れてる美桜も綺麗だな」

 額に、頬に、鼻に、そして唇に。
 キスを繰り返しながらもう一度丁寧に彼女の身体を隅々まで愛撫を繰り返す。

「んんっ、隆ちゃんっ」

「なに?」

 はぁはぁと息を乱しながら両腕を広げ俺を胸の中に閉じ込める。

「もう、隆ちゃんが欲しい。挿れて」

 あぁ、なんて可愛いんだろう。自分から俺を欲っして強請るなんて。なら美桜の望み通りの演出をしよう。
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