君に伝えた好きの数。



「待って待って」



金髪のおにーさんにガシッと腕を掴まれた



……………もう、逃げたい


見た目怖いから早く去りたかったのに…




「俺らが織姫にさせてあげるからさっ、だから抜け出そうぜ??」




「…………しつこい、」




「え、なになに?オッケー???」




私の声が聞こえなかったみたいで都合よく解釈しているおにーさんたち


もう…離してよ、何で私なんかに話しかけるの?




「じゃあ行こっか。おじょーさん」




腕をグイッと引っ張られる


やだ、行きたくない


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