【コミカライズ】若き社長は婚約者の姉を溺愛する《宮ノ入シリーズ①》【番外編更新】
 自分がなにをしたか、わからない。
 唇を塞ぎ、角度を変えて何度も激しいキスをされる。
 翻弄されているうちに、私の服ははぎとられ、夜の闇に肌を晒した。
 白い肌の上に、瑞生さんは唇を滑らせ、自分の印を刻みつけていく。
 肌の濡れた感触が、甘く私を苛んだ。
 ただ触れられているだけなのに、自分の感度が、少しずつ変化して、舌と指から与えられる快楽に、ずるずると堕ちていく。

「あっ……んんっ……」

 声が甘いものへ変わると、指はゆるゆると腹部から下へ移動し、敏感な部分をなぞる。
 初めて触れられる場所に、びくりと体を震わせ、身を強張らせた。

「瑞生さっ……ん……」

 私の恐怖を奪うように、唇を重ねて、頭の奥を痺れさせる。

「ん……ふぁ……」

 快楽を引きずり出す指の動きに、耐え切れず、淫らな嬌声を上げた。
 繰り返し感じる部分をなぞり、滴る蜜を指に絡める。
 こぼれた蜜を掬い取り、蕩けた中を浅くえぐる。
 それだけで、無知な私の頭も体も、高められた熱に浮かされ、甘い愛撫に溺れてしまう。

「だ……めっ……もう……」

 首を横に振り、必死に瑞生さんの逞しい体にしがみつく。
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