怜悧な弁護士は契約妻を一途な愛で奪い取る~甘濡一夜から始まる年の差婚~
「まさか自分が離婚するなんて思ってなかったし、できればこんな経験一生したくなかったよ。まわりにも離婚歴のある人なんていないから、この先どんなことをどうやって進めていけばいいのかわからなくて。でも、子供のことだけはしっかりとしてあげたい……」
不安をこぼした瑠奈を前に、居ても立ってもいられなくなった私はイスからすっと立ち上がる。そのまま向かいの席に座る瑠奈の方へとまわり、彼女の両手をぎゅっと握った。
「大丈夫だよ、瑠奈。そういうことなら、力になってくれる強い味方がいるから私に任せて」
不安の色が滲む瑠奈の瞳をじっと見つめながら、私は力強く声を掛けた。