怜悧な弁護士は契約妻を一途な愛で奪い取る~甘濡一夜から始まる年の差婚~
「それか、費用がかかってもいいなら俺たち弁護士が間に入るのもアリだな。優月のお友達は不倫のこともあって旦那に対して強い不信感を抱いているだろうし。たぶんまともな話し合いができるような状態じゃないんじゃないか」
「そうですね。顔も見たくないと言っていました」
「そうなると、弁護士を代理人に立てて離婚の話し合いをスムーズに進めるのもいいと思う。それに、女性の場合は離婚したあとの生活も大変だろうし、そういうことの相談にも乗れるから」
そっか。瑠奈の場合は離婚をしてそれで解決というわけにはいかないんだ。これからはシングルマザーとしてふたりの幼い子供を育てていかないといけないのだから、きっととても大変だろう。
「優月の大切な友達なら俺が相談に乗ってあげたいところだけど、こういうことは同性の方が話しやすい場合もあると思う。知り合いに離婚問題を専門に扱っている女性弁護士がいるから紹介するよ」
「ありがとうございます。友人に連絡して聞いてみます」
これで瑠奈の不安が少しでも減るといい。私も友人として力になれることはなんでもするつもりだ。