8月25日(後編)
紗良…って呼び捨て!?

まぁ、別にいいけど。


「ね、いつまでいる気?」

「え?」

「着替えたいんだけど。あ、それとも見たいとか?」

そう言うと飛鳥くんはニヤリと笑う。


慌てて部屋を出ると、ため息をついた。

わたし、大丈夫だろうか?

とんだ新人のお世話係になったかもしれない。


そう思うと気が重くなった。


少しすると着替えを済ませた飛鳥くんが出てきた。

…っ……


意外にも制服が似合っている。

だから、なんか悔しい。


「あ、俺には構わなくていいから」
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