8月25日(後編)
いつも通りの慧くんだし、語学学校のことは聞いてもいいかな?

と慧くんに視線を向けると、簡単に目が合って焦る。


「どうかした?」

首を少し傾げた慧くんから目を泳がせる。

「紗良ちゃん?」

「……語学学校…通うの?」

「……」

「ごめん、さっき見えたから」


どうして何も答えないんだろう?

と思っていると口を開いた。

「通うことにしたんだ。ほら、バイトも辞めて時間持て余してたから」

そう言って笑う慧くん。


だけど、どうして苦しそうに笑うの?…

わたしは別に、通うことに対して何も思わないよ…?


「黙っててごめんね?」

「ううん。でも、どうして…?いきなり、だったね」


学校に通うなんて聞いてなかったし、そもそも慧くんが語学に興味があることも知らなかった。
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