あの日、雪が降っていてよかった。【完】
もー、と面倒くさそうに

スマホを取り出して

雪村さんはぴぴ、と電話をかけ始めた。


『……もしもし?お前ら何食いたいかくらい教えといてよ香月に、』

『えーー?なんか甘いものがいいなー俺、』

『僕甘いもんってクリームパンしか食べないんだけど…、』

『んーーじゃあシュークリームー。仁も同じでいいってー、よろしくー、』


ぴ、と電話が切れると

雪村さんは少しむすくれた顔で

僕パシられてない?と呟いた。
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