あの日、雪が降っていてよかった。【完】
「あっ…、」

『………ん?あぁ、おかえり。』

「た、ただいま、です。」


丁度ペットボトルのお水を取りに部屋から出てきた雪村さんと目が合って

私はなぜか反射的にぺこり、と会釈した。


『なんでそんな他人行儀笑』


雪村さんは私の返事は聞かず

まぁいいけど、と呟いて

特に何も気にすることなく部屋に戻っていった。
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