俺が好きなのは、世界一可愛い君
ママさんは、電話が来るのを見越していたようで、用件も聞かず、すらすらと喋っていった。
そんなママさんを相手に、俺は一言も喋ることができなかった。
電話が切られる間際、ママさんが残した言葉が耳から離れない。
「ボウヤが怜香のお婿さんに来てくれるってんならあたしは嬉しいよ」
まだ彼女になってくれるかすら分からないと言うのに、そんなことを言われんとは思わなかった。
でも、他でもない怜ちゃんのママさんに認められたのは、正直凄く嬉しい。
ピロンと音がして手元に視線を戻すと、そこには確かに地図の写メが送られていた。
電車で30分。
さらに歩いて20分と言ったところだろうか。
……急いで準備しなくては。
そんなママさんを相手に、俺は一言も喋ることができなかった。
電話が切られる間際、ママさんが残した言葉が耳から離れない。
「ボウヤが怜香のお婿さんに来てくれるってんならあたしは嬉しいよ」
まだ彼女になってくれるかすら分からないと言うのに、そんなことを言われんとは思わなかった。
でも、他でもない怜ちゃんのママさんに認められたのは、正直凄く嬉しい。
ピロンと音がして手元に視線を戻すと、そこには確かに地図の写メが送られていた。
電車で30分。
さらに歩いて20分と言ったところだろうか。
……急いで準備しなくては。