幼なじみはトップアイドル 〜ちさ姉を好きになっていいのは俺だけ〜
***

 目を覚ましたのは、見たことのない部屋。
 あー、頭ガンガンする。

「おはよう」
 丈の長いシャツ型のルームウェアを着ただけのアリサがベッドの端に腰かけた。

「〝ちさ姉〟って言うんだ。璃音の想い人。ずっとその名前、呼んでたけど」
 おれはがばっと起き上がり、とたんに頭を抱えた。

 もしかして、おれ、こいつと寝た? ぜんぜん覚えてねえけど。
「心配しなくても大丈夫。正体のない璃音を襲ったりしてないから」

 アリサは笑いながらそう言うと、水の入ったコップを渡してくれた。

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