幼なじみはトップアイドル 〜ちさ姉を好きになっていいのは俺だけ〜
 わー、なにこの睫毛(まつげ)
 羨ましくなるほど、長い。

 ビューラーでカールさせてマスカラつけたら、〝じゃがりこ〟一本ぐらいなら乗りそう。

 想像して吹き出しそうになったとき、璃音はぱっと目を開けた。

「うわっ」
 びっくりしたー。

「何、見とれてんの」
「見とれてなんかないよ。ねえ、掃除、鈴木さんにしてもらったの?」
「うん」
 まったく悪びれずに頷いている。

「あのね、璃音」
 わたしはなるべく感情的にならないように気をつけて話し始めた。

「昨日、わたしが言ったこと、覚えてる?」
「うーん?」
 璃音はのそっと起き上がった。
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