ツインレイ⋅⋅⋅唯一無二

···舞桜2️⃣

美桜の作る作品は、
可愛くて綺麗で人気がある。

私も何点か貰った。
ネットでの評判も良い。

あの子だけ、十川家の中で違う。
不思議だ。

祖父母が亡くなり
祖父母の家を管理していた
涼叔母さんが転勤になり
美桜が祖父母の家に帰る事になった。

父をあの人と言う美桜は、
父に会わなければ
私と母に合うといってくれたから
私と母は、父が不在の時に
美桜の家に行く事に。

夫である
結城　慶との顔合わせに。

慶が車を駐車している時に
母と一緒に美桜と合う。

久々に会った妹は、
一段と綺麗になっていた。
元から綺麗な子だったが
大人の魅力が更に備わっていた。

慶が入ってきて
美桜を紹介して
美桜にお祝いの人形を貰った報告をした。
結婚式の時に花束と電報は貰っていた。

電報は、両親がいないとこで
見て欲しいと美桜から。

お祝いの人形も
とっても可愛くて嬉しかった。

慶も凄く喜んで
美桜を褒めていた。

慶が他人に対してこんな風に言うのを
初めてみた。
私は、美桜の作品を気にいってくれたのだと
そんな風にしか思っていなかった。

それからの日々も
　大きく変わっていない·····と。

慶が、私に触れなくなった？
元からベタベタしたり
イチャイチャしたりする人ではない。

夜もひと月に一度あるかないか
まだ、新婚と言えば新婚なのだが。

友達に相談したら
可愛い下着つけたら？
自分から誘ってみたら？
と、言われて
排卵近くなった時に
誘ったりする。
言えば、応じてくれるから
ただ、淡白なんだと
勝手に思っていた。

慶には、一度振られて
それでも諦めきれなくて
何度も、何度も、告白をして
やっと、OKを貰えた。

嬉しくて両親に話したら
父と仲良しの吉村さんが
慶の部署の課長で
そちらに話が入ったようで
まわりから急かされ

あれよ、あれよ、と
言う間に結婚が決まってしまい

慶からのプロポーズは無かった。

結婚指輪は、貰ったが·····
その時は、慶と結婚できる事で
浮かれていたが
落ち着いて来ると
プロポーズは？と。
今更、言えないが。

私達は、それなりに上手くいっていたと。

体調が悪く病院へ
内科から産婦人科に回されて
えっ、子宮の病気かと心配していると
診察室に呼ばれて
先生より
「結城さん、妊娠されてますね。
今から、一緒にエコー見てみましょう。」
と、先生に言われて
嬉しくてたまらなかった。

だが、エコーを見るまでの先生と違い
先生がエコーの画面をジッと
見詰めていたから
「先生、何か？問題でも？」
と、訊ねると
「あっ、すみません。
丸い点見えますね
これが赤ちゃんです。
少し心拍が小さいので
二週間後にもう一度お見えになって下さい。」
と、言われてから
帰宅した。

ちゃんとわかってから
慶に話そうと思っていた。