ツインレイ⋅⋅⋅唯一無二
(26)その後2️⃣

••不安?


日本の地へ降り立った。

懐かしい感覚より
見知らぬ土地のような感覚がした。

瑞樹は、幸いな事に
嫌がる事もなく、泣く事なく
テレビをみたり
眠ったり
CAのお姉さんに遊んで
もらったり
楽しく過ごしていた。

私は、慶が手を繋いで
くれたり、瑞樹が
膝の上で眠ったりするから
落ち着いていれた。

慶は、瑞樹と手を繋いで
わたしの腰に腕を回して
搭乗ゲートへ。

「「瑞樹」」
と、涼ちゃんと俊介さん。
「りょうちゃん!!
 しゅんちゃん!!」
と、瑞樹が走って行く。

俊介さんが抱き上げると
涼ちゃんが、心配そうに私をみる。
きっと心配して来てくれたんだ。

瑞樹を預かれば
慶が後は何とかすると
思ってくれたのだ。

そんな涼ちゃんに
小さく頷くと
涼ちゃんは、苦笑いをして
「真っ青だよ。」と。
「うん、でも大丈夫。」
と、言うと
「バカっ。」
と、言われてしまった。

慶は、 
「お義父さん、お義母さん
ありがとうございます。」
と、言うと、
二人は、びっくりした顔をしたが
照れていた。

私はそんな二人が可笑しくて
笑いがもれた。

三人がほっとした顔をしてくれて
私もほっとする。

「今日は、ホテルに泊まり
明日、実家に帰ります。」
と、慶が二人に伝えると
「その方が良い。」と。

どれだけ、顔色が悪いやら。

慶は、実家にも連絡してくれていた。

このままホテルに入り
私はベッドで横になると
眠りに落ちていた。


そんな私を心配そうに
しながら、頭を撫でる慶を
涼は、見守っていた。
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