ツインレイ⋅⋅⋅唯一無二

••なみだ


目が覚めたのは
   翌日の朝だった。

私の横には、瑞樹が。
反対のベッドに慶が寝ていた。

心配かけたかな?······
と、立ち上がりると
「お腹空いてない?」
と、慶。
「あっ、ごめんなさい。
起こしてしまった?
お腹が空いたより
喉が乾いた。
慶、心配かけてごめんなさい。」
と、いう私に
慶は、私を抱きしめてから
ソファーへと移動して
ミネラルウォーターをとり
フタを開けて渡してくれた。
一口飲むと
喉がスッキリしてくる。
「夕飯になっても
起きないから瑞樹と心配した。」
と、言われて
えっ、そんなに?
と、思いながら
「ごめんなさい。」
と、言うと
慶は、首を振りながら
「大丈夫。
顔色も良くなっている。」
と、言われて
ミネラルウォーターをテーブルに置き
両手を慶に向けて
差し出すと慶は微笑みながら
両手を取り上げて
抱き締めてからキスをしてくれた。
「甘えたな美桜も良いね。」
と、言うから
「慶の匂いが好き
とても安心するの。
慶の抱き方が好き
護られている感じがするの。」
と、伝えると
「えっ、匂い?複雑〜。
クスッ、でも俺も美桜の匂いが好き。
変態だと思うなよ。
美桜を抱き締めると
すごく安心するだ。」
と、言うから
二人で笑い合いながら
沢山キスをする。
熱がこもるが
今日は、慶の実家に向かうから
二人とも我慢した。

少しすると瑞樹も起きて
美桜が抱き締めると
「ママっ、おからだだいじょうぶ?」
と、言うから
「ごめんね、瑞樹。
心配かけて。
沢山寝たから大丈夫だよ。」
と、伝えると
「良かった〜っ」
と、言うから三人で笑いあった。

それから、朝食を取り
準備をしてから
結城家へ。

涼ちゃんに連絡して
心配かけた事を詫て
今から、結城家へ行ってくるね
と、伝えた。
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