ツインレイ⋅⋅⋅唯一無二
(31)あれから②

••さくら


桜は、
生前に両親から自分の子育てに
ついてかなり叱られた。

自分達が出産の時に
騒いだ事が行けなかったのかと
両親は、悔やみ懺悔を
繰り返していた。

もう二度と美桜には、会えないのだと
伝えると
両親は涙を流していた。

父親は、
「美桜の健康と幸せを祈るしかない。」
と、言っていた。

そんな両親も父が亡くなり
後を追う用に母も亡くなった。

どこまでも仲の良い両親だ。

両親の葬儀には
舞桜と幹夫さんが来てくれた。

それからは、舞桜とは
ラインのやり取りをしている。

舞桜は、幹夫さんとは
会話をするまでには
なっていないが······

私は、両親の家で
ご近所の方に助けて貰いなから
生活を送っている。

誰の事も気にせずに
自分のやりたいように過ごす事に
安堵を感じるが
回りを見ると家族がいて
孫がいて、笑い声があって·······

自分には、もう味わうことはない
風景に寂しく涙が流れる日々も。

自業自得だ。自業自得なんだ。と
悔やみ、嘆き、悲しむ日々。

私は、母親には向かなかったのかと。
自分の母の用になれなかったと。
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