りんじん彼ジョ。~隣のお姉さんに襲われました~大人女子×専門学生
それにしても、"彼女"ねぇ?
私の為についてくれた嘘だけど、この子も簡単に嘘つけるんだな。
なんだろう、胸の奥のモヤモヤと苛立ちを覚える。
「えー、夏休みじゃないの?」
残念そうに唇を尖らせる先輩に、コウくんは頭を少し下げる。
そして、コウくんが立ち上がろうとしたその時、
「ねぇ、コウくん。明日は休みだよね?」
気が付いたらそう口にして、この子の肩に手を回していた。
コウくんの目元がピクリと動いたのが分かった。
ちょっと怒ったかな。
でも、この子がこれ位じゃ本気で怒らないのは知っている。
「何それー!」
「いや、彼氏さんの話なら、女同士の方がいいと思って」
よくもこう、嘘がスラスラと出てくるものだ。
「遠慮しないで、やっぱ飲もうよ!ケーコちゃんの許可も出たし!」
「……はい」
コウくんに呆れた様な目で見られるけど。
結局、コウくんも巻き込んで3人で一緒に飲み始める事になった。