りんじん彼ジョ。~隣のお姉さんに襲われました~大人女子×専門学生



「ああ、原村なら実習だよ」


ここ数日、あの子と連絡がつかなくて、あんなに悩んだのに――。




「へ?」

「病院実習があるからって休みとってるんだよ」

「あー……」


行動を起こしてみれば、問題は案外あっさり解決出来るものだった。



「本当に原村のお隣さんなの?」

「えっ!?」


カウンター越しに私に目を向けるのは、胸元の名札に店長と書かれていた。
思い切ってあの子のバイト先に突入して、聞いてしまったけど。




「あの……、あは」


コンビニの店長さんが、私の事をまるでストーカー疑惑の眼差しで見る。



「と、隣があまりに静かなので、連絡もつかないし。中で倒れてたら大変だと思って」


なんて、明らかに言い訳な内容に、恥ずかしくて顔が一気に赤くなった。



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