宝物 番外編付き
そして、夕方会お爺さまとお婆さまがお見舞いに来て下さった。

「くるみちゃん! 
お見舞いになかなか来れなくてすまなかった!」

「くるみちゃん。まだ痛い?和子さんもありがとう。」

「お爺さま、お婆さま、
この度はウチのお婆ちゃんの葬儀など本当にありがとうございました」

「いや、当たり前の事をしただけだ。」

「ギブスをして…お顔も…」

「ハハハ。だいぶ良くなってきました。
顔の傷がもう少し良くなったら退院みたいです。」

「退院したら、蓮とウチで養生しなさい。
それでなあ、くるみちゃん。

その…、婚約発表と結婚式はサキさんの喪が明けてからと思っているんだが…」

「はい。蓮さんともそうしようって話をしました。」

「そうか。蓮と話をしたかぁ」

「さっき、ウトウト寝てたんですが、お婆ちゃんとお爺ちゃんと両親がニコニコ笑って手を振ってました。

お婆ちゃんは、迷子にならずみんなに会えたよって言ってました。
ちゃんと天国へ帰ったようです……」


みわがくるみの手を握り、
「くるみちゃん。私達がついてるからね。」

「そう。私達はいつだってくるみちゃんの
味方だからね。」とお義母さんも側に来てくれる。

くるみは、わんわん泣き出してお婆さまに抱きついた。

お婆さまは、くるみの頭を撫で、お義母さんは背中をさすってくれた。

くるみが落ち着いてからお爺さまと、お婆さまは帰って行った。

お義母さんも面会時間ギリギリまでいてくれて、
「また、明日ね。」と言って帰って行った。
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