キャラメル頭の君と、1ヶ月の同居ラブ。
律に背中を押して貰った私は、蒼を探して走る。           
                 
                 
告白の前にまずは謝らなきゃっ。   
               
            
……見つけた。         
               
              
でも、なんであんなところに?  
                
                  
蒼がいたのは音楽室。       
               
                
危うく通り過ぎるところだった。   
                
               
声をかけようとして踏みとどまる。  
                 
                 
蒼の背中の向こうに……梨奈さん。   
                 

『私、明日蒼くんに告白するの』   
                
                  
梨奈さん、今、なんだ……     
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