幼なじみの双子アイドルの推しが私なんてありえない!
同居の話をされてから、5日経った。

私は今、琴音ちゃんと放課後デートをしている。

放課後デートと言っても琴音ちゃんとファストフード店でおしゃべりしているだけ。

でも、それが楽しいんだ。

今週はいろんなことがあったから、気分転換をしたいもん。


同居話以降、唯斗くんと春馬くんが毎日のように教室に来るようになった。

しかも『南條くんに話しかけよう!』と、意気込んだ瞬間に私の席へとやってくる。


私の恋愛の邪魔をしないで!

と、思うのは仕方のないことだと思う。


私は甘いコーヒーを飲みながら、琴音ちゃんに愚痴を言う。

さすがに同居話までは出来ないけど……。

琴音ちゃんは頷きながら聞いてくれる。


琴音ちゃん。

相槌を打ってくれるのは嬉しいけれど、本当に話聞いてくれている?

頷くタイミングが私の会話とズレているよ?

その頷き方は、適当に話を聞いている人の頷き方だよ。

『あー、ハイハイ』的な感じの!


もうっ。

私は真剣に悩んでいるのに。
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