隣の住人。




冬なのに…半袖Tシャツ一枚で寝てしまったから朝なかなか布団から出られず苦労した。


謙人は、

パンツ一丁で部屋をうろついている。




元気すぎて、羨ましすぎる。

暖房はついているものの私にとっては寒すぎた。




謙人が布団に戻ってくれば暖かさも戻ると思うんだけど…昨日まで溜めていた家事をやってくれているから何も言えない。




早く戻ってこい!

とテレパシーを送ってもダメだった。




けど、私は寒さに限界を感じて『謙人来て』と呼び出し。




「何?」

『ひなの体が暖まるまで布団の中にいて』



と、私は真剣に言ったつもりなのに…急におふざけが始まった。




脇をコショコショされたり…

胸をいじくり回されたり、もうやりたい放題。



下着もつけていなかったから、謙人にとったらパラダイスだったのかもしれない。



ずっと楽しそうだった。

でも、なぜか嫌じゃないこの感じ。



それに、体も温まりいつの間にか寒さを感じていなかった。





< 302 / 334 >

この作品をシェア

pagetop