エリート外交官の激愛~秘密の一夜で身ごもった子ごと愛されています~
(私には海翔がいる。海翔の幸せを守ることが、今の私にとって一番大切なことだから)
モンブランとカットフルーツのデザートが出された時、入店から一時間半が経過していた。
今日は一度も海翔のことを聞かれず、このまま食事だけ楽しんで終わるのではないかとのんきな方へ気持ちが傾く。
デザートフォークをせっせと口に運び、とろける栗の甘みと香りを堪能中だ。
ほっぺが落ちそうで左手で支えながら笑みを向ける。
「美味しい! ケーキの中でモンブランが一番好きなんです」
「知ってる。だからデザートをこれにしてほしいと頼んだんだ」
「えっ、私、布施さんの前でモンブランの話をしたことがありましたっけ?」
無言になった布施にじっと見つめられて、瑞希の心臓が跳ねる。
なにかミスをした時、叱る前に布施がそういう顔をするからだ。
俺との会話を覚えていないのかと責められる予感に身構えたが、彼がフッと笑った。
なぜか懐かしげな雰囲気もある笑みで。
「モンブランが好きだと、言葉にされたことはなかったな」
彼がしみじみと語りだす。
モンブランとカットフルーツのデザートが出された時、入店から一時間半が経過していた。
今日は一度も海翔のことを聞かれず、このまま食事だけ楽しんで終わるのではないかとのんきな方へ気持ちが傾く。
デザートフォークをせっせと口に運び、とろける栗の甘みと香りを堪能中だ。
ほっぺが落ちそうで左手で支えながら笑みを向ける。
「美味しい! ケーキの中でモンブランが一番好きなんです」
「知ってる。だからデザートをこれにしてほしいと頼んだんだ」
「えっ、私、布施さんの前でモンブランの話をしたことがありましたっけ?」
無言になった布施にじっと見つめられて、瑞希の心臓が跳ねる。
なにかミスをした時、叱る前に布施がそういう顔をするからだ。
俺との会話を覚えていないのかと責められる予感に身構えたが、彼がフッと笑った。
なぜか懐かしげな雰囲気もある笑みで。
「モンブランが好きだと、言葉にされたことはなかったな」
彼がしみじみと語りだす。