エリート外交官の激愛~秘密の一夜で身ごもった子ごと愛されています~
「ベビーシッターはあと三人くらいと契約しておいた方がいい」

 潤一の提案に瑞希は頷いた。

 そうすれば急にキャンセルされても、慌てて別のシッターを探さずにすむからクロエとの契約を打ち切る必要もない。

「話、聞いてもらったらスッキリしました」

 笑顔を向けた瑞希は、夫の瞳に甘い色香が漂っていることに気づく。

「俺はまだスッキリしていない。抱きたいんだが瑞希は疲れているようだし……どうする? やめるか?」

 選択を妻に任せるようなことを言っておきながら、潤一の口の端はつり上がっている。

 瑞希が今日はやめておくと言わないことがわかっているからだろう。

 疲れていても夫の欲求に応えたいし、求められるのは嬉しいと瑞希は思う。

 潤一の首に腕を回して、その目を見つめた。

「疲れていますよ。ですから癒してください。私も潤一さんを癒します」

 ふたりは唇を重ね、そのままベッドへなだれ込んだ。

「愛してる」

 今まで何度も囁かれた言葉に、瑞希は今日も鼓動を高鳴らせる。

 妻の体を知り尽くしている潤一の手が、絶妙な刺激を与える。

< 216 / 224 >

この作品をシェア

pagetop