エリート外交官の激愛~秘密の一夜で身ごもった子ごと愛されています~
「布施さんも戦隊ヒーローが好きなんですか?」

「ああ。子供の頃は毎週欠かさず見ていたな。友達とごっこ遊びもした。特にミラクルレンジャーが好きだった」

「神星戦隊ミラクルレンジャー、私も大好きです! 放送当時は乳児だったので見てはいないんですけど、大人になってDVDを全巻買いました。ミラクルレッドの『ミラクル起こそうぜ』という台詞、いいですよね。ワクワクします。レッドと悪役が、実は生き別れの兄弟だったというストーリーにも感動しました!」

(まさか布施さんが、戦隊ヒーロー好きだったなんて……!)


外交官時代、布施は憧れの上司であり厳しい指導者だった。

少し近づきがたいところもあって、趣味などのプライベートの話題で盛り上がったことはない。

戦隊ヒーローの話題を出せる関係ではなかったのだ。

嬉しさが込み上げてつい興奮気味に語ってしまったら、布施がプッと吹き出した。

「あっ……すみません。つい熱くなってしまって……」

恥ずかしさに顔を熱くすれば、布施が笑いながら頷いた。


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