離婚するはずが、極上社長はお見合い妻に滾る愛を貫く
ただ、今日気が付いたことがある。わたしは彼の本心がわからなくて悩んでいるけれど、慶次さんもわたしの気持ちがわからなくて、困惑している。わたしだけじゃない。
もしもう少し時間をかけてお互いの気持ちをわかり合えたら、もしかしてふたりの行きつく先は離婚ではなくなるのかもしれない。
彼のことが好きだから、淡い期待をしてしまう。すぐに嫌いになれれば楽なのに。わたしの初めての恋は本当に厄介だ。
「和歌が望むなら離婚をするべきだと思う自分と、まだ釈然としない自分がいて、もう少し時間をかけたいと思う」
できる努力をすべてしてから結論を出そうとする彼の気持ちは理解できる。
「それで提案なんだけど、ここはひとつ恋人から始めないか?」
恋人なんて今さらとは思うけれど、わたしたち夫婦にはなかった関係だ。
「小田嶋和歌さん、俺と付き合ってください」
冗談なんかじゃない、真剣な顔。彼が本気でもう一度ふたりの関係を見直そうとしている。
「それって拒否はできないんですよね?」
「もちろん」
にっこりと笑った彼の顔になんだか呆れてしまった。わたしはそんな彼を見て微笑みながら頷いた。
「ということで、明日の夕方にうちに来て。最初のデートをしよう」
デートという単語を聞いて、単純なわたしはなにを着ていこうかと瞬時に考えてしまった。
もしもう少し時間をかけてお互いの気持ちをわかり合えたら、もしかしてふたりの行きつく先は離婚ではなくなるのかもしれない。
彼のことが好きだから、淡い期待をしてしまう。すぐに嫌いになれれば楽なのに。わたしの初めての恋は本当に厄介だ。
「和歌が望むなら離婚をするべきだと思う自分と、まだ釈然としない自分がいて、もう少し時間をかけたいと思う」
できる努力をすべてしてから結論を出そうとする彼の気持ちは理解できる。
「それで提案なんだけど、ここはひとつ恋人から始めないか?」
恋人なんて今さらとは思うけれど、わたしたち夫婦にはなかった関係だ。
「小田嶋和歌さん、俺と付き合ってください」
冗談なんかじゃない、真剣な顔。彼が本気でもう一度ふたりの関係を見直そうとしている。
「それって拒否はできないんですよね?」
「もちろん」
にっこりと笑った彼の顔になんだか呆れてしまった。わたしはそんな彼を見て微笑みながら頷いた。
「ということで、明日の夕方にうちに来て。最初のデートをしよう」
デートという単語を聞いて、単純なわたしはなにを着ていこうかと瞬時に考えてしまった。