離婚するはずが、極上社長はお見合い妻に滾る愛を貫く
翌日、仕事が休みの土曜日。約束は夕方だったが早く目覚めた。週末は絶対に寝だめしようって決めていたのに、夕方の慶次さんとの約束が気になって眠れそうにない。
もそもそと起き出したわたしは簡単な朝食をとった後、部屋の掃除や洗濯を済ませた。
それから散歩がてら近所に出かけ、雑貨屋や本屋をめぐって一週間分の食材をスーパーで買って帰宅した。それでもまだ十四時。
慶次さんはなにをやってるんだろう。
買ってきた本を読んでみるが、数分もしないうちに隣の彼の部屋が気になる。
なにやら音がするので部屋にはいるみたいだ。いつも土曜は仕事の日も多いのに、今日は休みなのだろうか。
そういえば、彼の部屋に入るのは初めてだ。造りは似ているだろうけど、どんな感じなのかな。
この間まで一緒に暮らしていたのに、なんだか緊張してきた。約束の時間までまだ一時間以上あるにもかかわらず、なにも手につかない。
結局早めに準備を済ませたわたしは、時計の針が進むのを今か今かと待った。