離婚するはずが、極上社長はお見合い妻に滾る愛を貫く

「……ふぁ、慶次……さん」

 時々耳をくすぐられるとたまらなくなる。その反応で彼はわたしの耳を舌で刺激する。

「あっ……」

 慌てて自分の口を塞いだ。まさかこんな声が出るなんて。

 しかし慶次さんはわたしの反応に気をよくしたのか、ますます耳への刺激を激しくした。

 ねっとりと舐められたり時に甘噛みされたり、声を抑えるのに必死になったわたしは、口元を押さえながら必死に嫌だと顔を左右に振って拒否する。

 けれどそれは彼にとっては逆効果だったみたいだ。

「そんなかわいいい反抗したところで、逆にもっとしたくなるから無駄だよ」

 そんな! じゃあどうすればいいの。

 今まで感じたことのない刺激にわたしは目を潤ませた。

 慶次さんは耳への刺激を加えつつ大きな手のひらで、優しくわたしの体を撫でる。腰から脇へと滑った手が、今まで誰にも触れられたことのないふくらみに到達した。

「ン……っ」

 優しい手つきだったが与えられる刺激は、快感に不慣れなわたしにとっては十分なものだった。
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