離婚するはずが、極上社長はお見合い妻に滾る愛を貫く


 あくる日。

 ゆっくりと目覚めたわたしたちは、結局長い間ベッドで抱き合っていた。

 シーツの中で足を絡め、抱きしめ合う。彼の背中に手を回してくっつくと少し高い彼の体温が感じられてとても心地よい。

 何度もキスをして微笑み合う。ただ彼がそこにいるという事実だけでわたしはもう幸せすぎて、ずっとこのままでいたいとさえ思った。

 そしてこの初夜のアシストという大役を、祖父から仰せつかっていたベッドもやっと役目を果たせてホッとしていることだろう。

 結局午後までそんなことをして過ごしていたわたしたちは、軽い食事を済ませた後、昨日の待ち合わせ場所にふたりで向かった。

 慶次さんが昨日病院まで走ったので車を置いていたから、それを取りに向かったのだ。そのついでに、ふたりで思い出の庭を散歩する。
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