夏の終わり〜かりそめの恋人が、再会したら全力で迫ってきました

「いやいや、政財界との繋がりあるんだよ」

「俺は、亜梨沙のなに?」

「彼氏で婚約者候補?」

「疑問符つけんな。久世の後継者。わかるか?」

「ん?後継者…候補外れたの?」

「そう。ということは…」

「婚約者」

きゃーと嬉しさに理玖に抱きついたのだ。

「久世の時期当主に、政財界の誰も刃向かえないよ」

「おめでとう。ということは、お父さん、理玖とのこと認めてくれたんだね。ありがとう」

「仕方ないだろう。当主が認めてしまったし、亜梨沙の危機に影でいろいろと奔走し手を回してくれたのは理玖くんだからね。まぁ、お父さんの考えが読めるのは、彼ぐらいだろう」

「どういうこと?そういえば、お爺ちゃんは?」

「隣の特別室にいるよ」

「えっ、大丈夫なの?」

「安心したのか胸を押さえて倒れたんだ。倒れた場所が病院だったのもある、命に別状はないけど、安静が必要だ。お父さんには、入院したことだし、このまま落ち着いたら手術してもらおうと思う。心臓だからね…歳だし、負担が大きいらしいけど、カテーテル手術を行えば、ひ孫を抱けるように元気になれるというからね」

「そうだね。お爺ちゃんには、ひ孫を何人も抱いてもらわなきゃだね」
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