夏の終わり〜かりそめの恋人が、再会したら全力で迫ってきました
一夜かけて、散々と快楽の渦に落とされた体と、掠れた声。
喉は痛いし、体は気怠いを通り越して、疲労困憊だ。
だが、最後の一戦は超えてこなかった。
ガチャリと、玄関ドアが開いた。
「起きてたか?」
「今、…起きたところ」
体を起こし、上掛けシーツで胸元を隠した。
掠れ声どころかガラガラ声に、昨夜の痴態を思い出して、目の前に立った男を睨んだ。
「お腹すいただろう」
「めちゃくちゃ空いたし、喉も痛い」
私の抗議の声に、理玖は苦笑いしながらベッドの端に腰を下ろした。
「お前の反応に煽られて、手加減できなかったからな」
「こっちは初心者だよ。手加減してよ」
尖らせる唇に、理玖は軽くチュッとキスをおとしてく。
「…いじめたくなるんだから、仕方ない。だから諦めろ」
苦笑する理玖は、また、昨夜の行為をすると宣言していた。
「とりあえず、その姿は魅力的だけど、一旦、シャワーして服を着てから飯にしよう」
シャワーを浴びていると、体のあちこちに残る昨夜の名残りが生々しく、ここで起きた行為を思い出される。
乱れっぷりに一人で悶えて、顔を覆った私は、冷静になるまで出るに出れなかった。
心配した理玖がシャワールームの中まで顔を出してきて、私がうずくまる姿を見て笑った。
「なに、恥ずかしがってるんだか」