夏の終わり〜かりそめの恋人が、再会したら全力で迫ってきました
ジーンズの後ろポケットから出した財布から、ピラピラとした物が理玖の指先から垂れている。
「島では必要ないと…すっかり忘れていた。亜梨沙、付き合ってくれるよな」
理玖の言わんとすることを理解したが、なにせ、こちらは初心者だ。
「初めてなんだよ。何回もなんて」
「やらしいな…初心者に何回もするほど鬼畜じゃないが、亜梨沙が望むなら、頑張るよ」
揶揄い混じりに、行為が再会された。
圧迫感と張り裂けそうな痛みに耐える私を抱きしめ、ゆっくりと進めて一つになるまで、辛そうに耐えていたのは、理玖もだった。
頑張ったなというように、顔中に優しいキスを落とし、痛みで強張る身体が解れるまで動かずにいてくれた。
だが、一旦動きだすと、静けさの中に響く、生々しい喘ぎ声とベッドの軋む音、そして、理玖の艶かしい息遣い。汗ばんだ肌が、行為の激しさを示している。
初めてが理玖でよかったと思う。
あんな痛み、好きな人じゃなきゃ耐えられない。
痛みの後に、快楽に溺れる身体に変えられた私。
生々しく理玖を求める姿を恍惚とした表情で眺め、「可愛い」「もっと欲しがれ」と扇情的に煽り、私から羞恥心を取り去る。