シングルマザー・イン・NYC
部屋はベージュを基調として、落ち着いた雰囲気だった。

デスクの上とベッド脇に置かれたランプが、その周りだけを柔らかく照らしていて、落ち着く。

カードキーをテーブルの上に置くと、篠田さんは私を見た。

「希和。本当にいい? 無理してない?」

私は頷いた。
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