ひとつ屋根の下、憧れモテ王子は甘い愛を制御できない。


「あの日からずっと、白井さんのこと好きなんだよ。俺」


改めて、2度目の告白をしてもらって。
1度目とはまた違って、織くんの真剣な気持ちが届いて泣きそう。


「ほ、本当に私でいいの?」



「白井さんがいいんだよ」


カップに添えていた私の手に織くんの大きな手が重なる。


「っ、そ、その、キ、キスとかその先のこととかはまだ未知の領域すぎて全然考えられないんだけど」


「うん。でもさっきしたよ」


「あ、あれはっ、そのっ……」


『キス』
その単語だけ顔から火が出そう。


さっきは、織くんに気持ちを伝えることに必死だったから。


今思い出してじわじわと恥ずかしくなっている。


恥ずかしいというレベルの問題じゃない。


あの柳瀬織とキスをしてしまったんだ。
思い出しただけでクラクラして気絶してしまいそう。

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