平凡な私の獣騎士団もふもふライフ4
ジェドは立ち上がると、窓を素早く開け放って指笛を吹いた。上から降ってきたカルロが窓枠に足を下ろした瞬間、外套の長い裾を翻して騎獣する。
「待ちたまえ、どこへ行くんだい?」
「今すぐ帰る。そして、リズに愛を囁いてくる。考えてみれば、日中に愛を伝える時間が減ったのが問題かもしれない」
「おやおや、伯爵がいよいよおかしいぞ」
「まぁまぁ待ちなさい。もう少し話しましょう」
だが、ジェドは強い風を巻き起こすと、カルロと共に王都に広がる空へ向けて飛行していた。
◆§◆§◆
シモンと屋敷まで帰ったリズは、何事もなかった顔ができる自信もなくて、雑誌の続きを見るからと言い訳して自室に引き上げた。
二回目の魔女からの接触だ。
どうしたらいいのか分からなくて、ソファの上で引き寄せた足に額を押し付け、悩み込んだ溜息をもらした。
「お姉さん。団長に言わなくていいの?」
室内には、開いた窓に腰を下ろすシモンの姿もあった。護衛にもなるからと、コーマックたちも引き続き彼に任せてくれていた。
「なんて話せばいいのか……それに団長様は、魔女も魔法も信じていないのよ」
ジェドが、ここ数日は外出している時間が長くて助かった。彼の母アリスティアは、社交が大事なのは分かるけどと目をつり上げていたけれど。
結婚前の男性の女遊びも、多い話なのだとか。
「待ちたまえ、どこへ行くんだい?」
「今すぐ帰る。そして、リズに愛を囁いてくる。考えてみれば、日中に愛を伝える時間が減ったのが問題かもしれない」
「おやおや、伯爵がいよいよおかしいぞ」
「まぁまぁ待ちなさい。もう少し話しましょう」
だが、ジェドは強い風を巻き起こすと、カルロと共に王都に広がる空へ向けて飛行していた。
◆§◆§◆
シモンと屋敷まで帰ったリズは、何事もなかった顔ができる自信もなくて、雑誌の続きを見るからと言い訳して自室に引き上げた。
二回目の魔女からの接触だ。
どうしたらいいのか分からなくて、ソファの上で引き寄せた足に額を押し付け、悩み込んだ溜息をもらした。
「お姉さん。団長に言わなくていいの?」
室内には、開いた窓に腰を下ろすシモンの姿もあった。護衛にもなるからと、コーマックたちも引き続き彼に任せてくれていた。
「なんて話せばいいのか……それに団長様は、魔女も魔法も信じていないのよ」
ジェドが、ここ数日は外出している時間が長くて助かった。彼の母アリスティアは、社交が大事なのは分かるけどと目をつり上げていたけれど。
結婚前の男性の女遊びも、多い話なのだとか。