平凡な私の獣騎士団もふもふライフ4
その時だった。リズは、視界の端に映り込んでいる見守る者たちの頭数が、また一つ〝いなくなった〟のに気づいた。
ハッとして振り返ると、紳士の腕から貴婦人が崩れ落ちた。見つめている中で別の一人も、そしてまた一人と、どんどん人が失神していく光景に身が竦んた。
「いったいどうなっているんだ」
ジェドが舌打ちした。演奏音も鳴りやんだ会場内で、「また倒れたぞ」「こっちも倒れた助けてくれ」と騒ぎが波紋のように広がっていく。
異常自体を受け、向こうからトナーたちも駆けてくる。
「そっちの状況はどうだ!」
「団長、東口の方も同じですっ。西口の方は、城の近衛騎士隊が対応にあたっていますが、バタバタと倒れて城の増援を呼んでいますっ」
「王妃様もお倒れになったと、向こうも騒ぎに」
「なんだと?」
ジェドの眼差しが険しくなる。到着したトナーが素早く敬礼をし、姿勢を解きながら緊張気味に早口で答える。
「陛下は無事です。今、騎士団が周囲を固めて専医を待っています」
トナーたちが衛生兵と確認したところ、王妃や他の人たちも外傷はない。男性も女性も突然意識を失い、叩いても揺すっても反応しない状況なのだという。
別位置で護衛していた獣騎士たちとシモンも合流した。
倒れた別の紳士をみていたコーマックが、不意にハッと目を見張る。
「団長。この症状って、もしかすると」
ハッとして振り返ると、紳士の腕から貴婦人が崩れ落ちた。見つめている中で別の一人も、そしてまた一人と、どんどん人が失神していく光景に身が竦んた。
「いったいどうなっているんだ」
ジェドが舌打ちした。演奏音も鳴りやんだ会場内で、「また倒れたぞ」「こっちも倒れた助けてくれ」と騒ぎが波紋のように広がっていく。
異常自体を受け、向こうからトナーたちも駆けてくる。
「そっちの状況はどうだ!」
「団長、東口の方も同じですっ。西口の方は、城の近衛騎士隊が対応にあたっていますが、バタバタと倒れて城の増援を呼んでいますっ」
「王妃様もお倒れになったと、向こうも騒ぎに」
「なんだと?」
ジェドの眼差しが険しくなる。到着したトナーが素早く敬礼をし、姿勢を解きながら緊張気味に早口で答える。
「陛下は無事です。今、騎士団が周囲を固めて専医を待っています」
トナーたちが衛生兵と確認したところ、王妃や他の人たちも外傷はない。男性も女性も突然意識を失い、叩いても揺すっても反応しない状況なのだという。
別位置で護衛していた獣騎士たちとシモンも合流した。
倒れた別の紳士をみていたコーマックが、不意にハッと目を見張る。
「団長。この症状って、もしかすると」