平凡な私の獣騎士団もふもふライフ4
「分からん。確かに魔力酔いだが、それに加えて、かなり弱っているのを感じる。どういうことだ?」
ということは、彼らがよく知る魔力酔いとは少し違ってもいるらしい。
「まるで、一瞬にして体力を奪われたみたいですよね」
「そうだな。――ひとまずは、この青い薔薇の造花だ」
ジェドが、すぐそこにいる獣騎士団を振り返る。
「おいっ、造花を着けている者がいれば外すように言ってこい!」
ジェドが指示を出と、トナーたちが慌てて行動に移った。リズは、緊迫感で周囲に目をやった。
つい先程まで、ジェドのことで頭がいっぱいだったせいだろう。倒れている者は全員、そして多くの人々が、王都で大人気というあの青い薔薇の造花を身に飾っているのに気づいた。
「青い薔薇とくれば、あの婆さんなんじゃないの?」
緊張しているリズに、シモンが耳打ちしてくる。
「でも、まさか造花もそうだっただなんて」
「俺と王子に見えているこの〝本物の青い薔薇の花弁〟。なんだか光っていて、触れもしないんだ。説明もできない不思議現象だよ」
シモンが、宙に手を広げる。その声を聞いたジェドが、気づいて向こうから目を走らせてきた。
「待て、それはいったいどういう――」
その声は一瞬にして緊張に呑み込まれた。
ということは、彼らがよく知る魔力酔いとは少し違ってもいるらしい。
「まるで、一瞬にして体力を奪われたみたいですよね」
「そうだな。――ひとまずは、この青い薔薇の造花だ」
ジェドが、すぐそこにいる獣騎士団を振り返る。
「おいっ、造花を着けている者がいれば外すように言ってこい!」
ジェドが指示を出と、トナーたちが慌てて行動に移った。リズは、緊迫感で周囲に目をやった。
つい先程まで、ジェドのことで頭がいっぱいだったせいだろう。倒れている者は全員、そして多くの人々が、王都で大人気というあの青い薔薇の造花を身に飾っているのに気づいた。
「青い薔薇とくれば、あの婆さんなんじゃないの?」
緊張しているリズに、シモンが耳打ちしてくる。
「でも、まさか造花もそうだっただなんて」
「俺と王子に見えているこの〝本物の青い薔薇の花弁〟。なんだか光っていて、触れもしないんだ。説明もできない不思議現象だよ」
シモンが、宙に手を広げる。その声を聞いたジェドが、気づいて向こうから目を走らせてきた。
「待て、それはいったいどういう――」
その声は一瞬にして緊張に呑み込まれた。