平凡な私の獣騎士団もふもふライフ4
驚愕におののきながらも、膝をついた騎士に守られ陛下が声をしぼり出す。
「これはっ、お前がやったのか!?」
「そうさ。あたしがやった。動けないだろう? ついでに周りの生命エネルギーも吸収できるように、その薔薇に仕掛けてあったんだよ」
くすくすと魔女が笑う。
シモンが移動し、ジェドの袖を引っ張った。
「造花を着けて倒れたのも、魔法なんだよ。王子と俺が見えている青い薔薇の花弁も、全部〝魔法〟なんだ」
そう言われたジェドが、魔女を睨み続けているシモンを見て眉を寄せた。
魔女の姿を見るのは、リズも彼もこれが初めてではない。そう教えようとしたところで、恐ろしい可能性に気づいてハッとした。
「団長様、これって王都中で流行っているんですよね? その魔法が発動しているとすると、今、外も同じ状況になっているのではないですか……?」
ジェドたちの表情が強張る。
すると魔女が、浮いた箒の上で愉快そうに足を組み替えた。
「その通りさ。会場の外は、よりエネルギー吸収が強まるよう仕掛けてあるから、もっとひどいよ。全員が地に伏して苦悶している。ははっ、見ものだよ」
「なんてひどいことを!」
陛下が、思わずといった様子で呻きを上げた。
ここよりも、ひどい状況。
「これはっ、お前がやったのか!?」
「そうさ。あたしがやった。動けないだろう? ついでに周りの生命エネルギーも吸収できるように、その薔薇に仕掛けてあったんだよ」
くすくすと魔女が笑う。
シモンが移動し、ジェドの袖を引っ張った。
「造花を着けて倒れたのも、魔法なんだよ。王子と俺が見えている青い薔薇の花弁も、全部〝魔法〟なんだ」
そう言われたジェドが、魔女を睨み続けているシモンを見て眉を寄せた。
魔女の姿を見るのは、リズも彼もこれが初めてではない。そう教えようとしたところで、恐ろしい可能性に気づいてハッとした。
「団長様、これって王都中で流行っているんですよね? その魔法が発動しているとすると、今、外も同じ状況になっているのではないですか……?」
ジェドたちの表情が強張る。
すると魔女が、浮いた箒の上で愉快そうに足を組み替えた。
「その通りさ。会場の外は、よりエネルギー吸収が強まるよう仕掛けてあるから、もっとひどいよ。全員が地に伏して苦悶している。ははっ、見ものだよ」
「なんてひどいことを!」
陛下が、思わずといった様子で呻きを上げた。
ここよりも、ひどい状況。