平凡な私の獣騎士団もふもふライフ4
カルロが鼻先の上を、もふっとリズの額に合わせた。
《俺自身がリズを気に入った。ずっと一緒にいたい、見守っていたい、相棒とリズとずっと笑い合っていたい。俺は獣で、戦士だから、よくは分からないが》
「カルロは分かっているわよ。楽しく思ってくれているのね、ありがとう」
リズが顔を包み込み額をこすり合わせると、カルロが眩しいものを見るように目を細めた。
シモンが「和解した感じ?」と呑気に首を傾げつつ、見守っている。エリーもこの時ばかりは、仕方ないかという風に静かにしていた。
《そうやってまた、お前は俺が忘れられないことを刻んでいくんだ》
「ふふっ、大袈裟よ」
《いや、俺はあの〝先代戦士の〟亡霊の気持ちが分からなくもない。もしお前が傷つくのなら、俺は――獣も人間共も関係なく屍を築くかもしれない、と》
「カルロ?」
声が小さくて聞き取れなかった。独り言のように続けたカルロが、リズに顔をすり寄せ、そっと離れていく。
ぞわーっと震え上がったエリーが、空気を変えるように慌てて声を出す。
《それで? リズが試したいこととは? なんですか?》
早口で確認され、リズは「ああ」と思い出す。
「実は、シモン君がけも……じゃなくてって、勘でここまで来られたということは、同じ要領で魔法の中心を捜せるんじゃないかって思ったの」
匂いもない、気配もかき消されている。
《俺自身がリズを気に入った。ずっと一緒にいたい、見守っていたい、相棒とリズとずっと笑い合っていたい。俺は獣で、戦士だから、よくは分からないが》
「カルロは分かっているわよ。楽しく思ってくれているのね、ありがとう」
リズが顔を包み込み額をこすり合わせると、カルロが眩しいものを見るように目を細めた。
シモンが「和解した感じ?」と呑気に首を傾げつつ、見守っている。エリーもこの時ばかりは、仕方ないかという風に静かにしていた。
《そうやってまた、お前は俺が忘れられないことを刻んでいくんだ》
「ふふっ、大袈裟よ」
《いや、俺はあの〝先代戦士の〟亡霊の気持ちが分からなくもない。もしお前が傷つくのなら、俺は――獣も人間共も関係なく屍を築くかもしれない、と》
「カルロ?」
声が小さくて聞き取れなかった。独り言のように続けたカルロが、リズに顔をすり寄せ、そっと離れていく。
ぞわーっと震え上がったエリーが、空気を変えるように慌てて声を出す。
《それで? リズが試したいこととは? なんですか?》
早口で確認され、リズは「ああ」と思い出す。
「実は、シモン君がけも……じゃなくてって、勘でここまで来られたということは、同じ要領で魔法の中心を捜せるんじゃないかって思ったの」
匂いもない、気配もかき消されている。