平凡な私の獣騎士団もふもふライフ4
彼が木の幹を見上げて目を剥く。そこにはまたがって座り込み、乱れたスカートから白い華奢な足をぶらぶらさせている少女がいた。
「あらあら、見付かってしまいましたわ」
《そんなの匂いですぐにバレます!》
ヴォン!と吠えた大型白獣の前で、彼女は「あら」と呑気につぶやく。
《ほらっ、人間のメスは足を見せないものなのでしょう? 私の背中に降りていらっしゃい!》
お母さんみたいなことを言った彼の背に、アティーシャがあやうい動作で降り、そして大地に生還する。
「ふふふ、ガルガロスは心配症ねぇ」
《あなた様が、ふわふわされておいでだからですよ……》
と、アティーシャの大きな赤紫色の目が、つられたように向こうの山肌を見やった。その色は彼らにとても近く、まるで白獣の祝福を受けたかのように美しい。
《どうされました? アティーシャ様》
「ねぇ、ガルガロス。あなたと同じくらい大きな白獣がいるわ」
指を差した彼女の視線の先を辿って、ガルガロスはうなずく。
《ああ、あれは東の戦士ですよ。西を任されている私と同じく、選ばれし四頭の戦闘戦士長のうちの一頭です》
「名前は何というの?」
《ΠЖ××Щ×。あっ、いえ、音の魔力に長けた私ですからお任せをっ》
アティーシャから目つめられたガルガロスが、一生懸命考える。
《人間の言葉の〝音〟に近づけるとすると……カルロ》
「あらあら、見付かってしまいましたわ」
《そんなの匂いですぐにバレます!》
ヴォン!と吠えた大型白獣の前で、彼女は「あら」と呑気につぶやく。
《ほらっ、人間のメスは足を見せないものなのでしょう? 私の背中に降りていらっしゃい!》
お母さんみたいなことを言った彼の背に、アティーシャがあやうい動作で降り、そして大地に生還する。
「ふふふ、ガルガロスは心配症ねぇ」
《あなた様が、ふわふわされておいでだからですよ……》
と、アティーシャの大きな赤紫色の目が、つられたように向こうの山肌を見やった。その色は彼らにとても近く、まるで白獣の祝福を受けたかのように美しい。
《どうされました? アティーシャ様》
「ねぇ、ガルガロス。あなたと同じくらい大きな白獣がいるわ」
指を差した彼女の視線の先を辿って、ガルガロスはうなずく。
《ああ、あれは東の戦士ですよ。西を任されている私と同じく、選ばれし四頭の戦闘戦士長のうちの一頭です》
「名前は何というの?」
《ΠЖ××Щ×。あっ、いえ、音の魔力に長けた私ですからお任せをっ》
アティーシャから目つめられたガルガロスが、一生懸命考える。
《人間の言葉の〝音〟に近づけるとすると……カルロ》