平凡な私の獣騎士団もふもふライフ4
両親とサムソンの間に、にこやかな空気が漂う。ジェドはあえて何も言わず、にっこりと微笑んでいた。
リズは、コーマックたちと困ったように顔を見合わせた。カルロはジェドの好みの女性だと察知して、選んだ感じもある。
「そもそも、カルロと鉢合わせてしまったのも偶然……ではあるんですけど」
こそっと話しかけると、コーマックが小さく首を横に振る。
「ここは、出会いの詳細については黙っていましょう」
「でも、考えてみたら不思議な縁だよな?」
「何がですか?」
リズは、口にした獣騎士をちらりと上目を向ける。ジェドの方は、両親と挨拶がてらの話がまだ続いていた。
「ほら、リズちゃんってさ、トナーの相棒獣が選んで採用が決まっただろう?」
「そうですね。そう聞きました」
「それでこっちに来たあと、偶然にも獣騎士団の幼獣の世話係に抜擢されて、団長に惚れられたわけだ。まさかのゴールインで、別館の女の子たちもロマンがあるってきゃーきゃー騒いでたもんな」
偶然抜擢されたのではなく、いけない現場を目撃して脅された結果の、強制異動だっただけなのだけれど……。
でも、今思えば良かったと思う。
いきなり始まった獣騎士団生活は、平凡で、自信がなくてただただ臆病だったリズを大きく変えた。
大切な人や獣が増えて、全てかけがえのない宝物になった。
リズは、コーマックたちと困ったように顔を見合わせた。カルロはジェドの好みの女性だと察知して、選んだ感じもある。
「そもそも、カルロと鉢合わせてしまったのも偶然……ではあるんですけど」
こそっと話しかけると、コーマックが小さく首を横に振る。
「ここは、出会いの詳細については黙っていましょう」
「でも、考えてみたら不思議な縁だよな?」
「何がですか?」
リズは、口にした獣騎士をちらりと上目を向ける。ジェドの方は、両親と挨拶がてらの話がまだ続いていた。
「ほら、リズちゃんってさ、トナーの相棒獣が選んで採用が決まっただろう?」
「そうですね。そう聞きました」
「それでこっちに来たあと、偶然にも獣騎士団の幼獣の世話係に抜擢されて、団長に惚れられたわけだ。まさかのゴールインで、別館の女の子たちもロマンがあるってきゃーきゃー騒いでたもんな」
偶然抜擢されたのではなく、いけない現場を目撃して脅された結果の、強制異動だっただけなのだけれど……。
でも、今思えば良かったと思う。
いきなり始まった獣騎士団生活は、平凡で、自信がなくてただただ臆病だったリズを大きく変えた。
大切な人や獣が増えて、全てかけがえのない宝物になった。