平凡な私の獣騎士団もふもふライフ4
キスだって、彼なら好きな時にしていい。いつだって、抱き締めに来てくれてもいいのだ。恥ずかしげもなく愛を囁くジェドも、こちらを恥ずかしがらせて楽しそうに笑うジェドだって、大好きだ。
「不安なの。そばにいて」
リズは、初恋をしたばかりの乙女のように、毎日ずっと彼に恋焦がれている。
きっと彼がいれば、心の底からパワーだって溢れてくるのに。
そう思った時だった。突然、視界の端に映り込んだモノに、ハッと目が吸い寄せられた。
そこには、不自然にぽっかりと開いた不思議な穴があった。そのぼんやりとした光の向こうに、倒れているジェドが見えた。
《あっ、リズ》
《どうしたんですリズ!?》
その姿を目にした瞬間、リズは迷わず走る方向を変えていた。驚くカルロとエリーの向こうで、シモンが大きく足を振り上げてニヤリとする。
「よーしっ、ぶっ壊れろ!」
シモンが足を振ったのと、リズが叫んだのはほぼ同時だった。
「ジェド!」
彼女は愛しい人の腕を掴むと、そこから力いっぱい引っ張った。
その直後、けたたましく何かが割れる音が空間内に反響し、リズとジェドと共に光の洪水に呑み込まれた。
◆§◆§◆
魔女が作ったという不思議空間から〝吐き出された〟瞬間、外の日差しが眩しくてくらりとした。
浮遊感を覚えた一瞬後、すぐ下にあった地面にドタッと落ちた。
「い、たたた……」
「不安なの。そばにいて」
リズは、初恋をしたばかりの乙女のように、毎日ずっと彼に恋焦がれている。
きっと彼がいれば、心の底からパワーだって溢れてくるのに。
そう思った時だった。突然、視界の端に映り込んだモノに、ハッと目が吸い寄せられた。
そこには、不自然にぽっかりと開いた不思議な穴があった。そのぼんやりとした光の向こうに、倒れているジェドが見えた。
《あっ、リズ》
《どうしたんですリズ!?》
その姿を目にした瞬間、リズは迷わず走る方向を変えていた。驚くカルロとエリーの向こうで、シモンが大きく足を振り上げてニヤリとする。
「よーしっ、ぶっ壊れろ!」
シモンが足を振ったのと、リズが叫んだのはほぼ同時だった。
「ジェド!」
彼女は愛しい人の腕を掴むと、そこから力いっぱい引っ張った。
その直後、けたたましく何かが割れる音が空間内に反響し、リズとジェドと共に光の洪水に呑み込まれた。
◆§◆§◆
魔女が作ったという不思議空間から〝吐き出された〟瞬間、外の日差しが眩しくてくらりとした。
浮遊感を覚えた一瞬後、すぐ下にあった地面にドタッと落ちた。
「い、たたた……」