平凡な私の獣騎士団もふもふライフ4
後ろから、獣騎士たちが驚きに騒ぐ。ジェドはリズや部下たちの視線をしっかりと受け止め、頼もしくもうなずく。
「恐らく魔女が魔法とやらを行おうとしている場所は、あの展望台の最上階だ」
ジェドが、真っすぐそちらを睨んだ。
王都の町並みを作る建物群。その合間から、天へとそびえ建つ一つの尖塔が見えていた。遠くからでも分かる白亜の彫刻、展望台の四方を大時計が固めている。
――王都展望台。
王城の最長尖塔と同じ高さで作られているという、王都の名所の一つだ。専門家の観測所としても機能し、過去には戦況観測棟としても活躍した。
「ど、どうして分かるんですか?」
リズは、びっくりして尋ねた。肩越しに振り返った彼女を「危ないぞ」とジェドは抱き直す。
「リズが気にしているようだとコーマックに聞いて、俺の方でも薔薇の貴族会のメンバーで動いて調べていた」
「薔薇の貴族会……?」
「グレイソン伯爵家の一員となったら教えるつもりでいたんだが、陛下がもっとも信頼する貴族に、薔薇の称号を与えられた〝薔薇の貴族会〟が存在する。俺もその一員だ。今回の件で、陛下から正式に招集がかかったんだ」
それで彼は、何度も出かけるようになっていたようだ。
「恐らく魔女が魔法とやらを行おうとしている場所は、あの展望台の最上階だ」
ジェドが、真っすぐそちらを睨んだ。
王都の町並みを作る建物群。その合間から、天へとそびえ建つ一つの尖塔が見えていた。遠くからでも分かる白亜の彫刻、展望台の四方を大時計が固めている。
――王都展望台。
王城の最長尖塔と同じ高さで作られているという、王都の名所の一つだ。専門家の観測所としても機能し、過去には戦況観測棟としても活躍した。
「ど、どうして分かるんですか?」
リズは、びっくりして尋ねた。肩越しに振り返った彼女を「危ないぞ」とジェドは抱き直す。
「リズが気にしているようだとコーマックに聞いて、俺の方でも薔薇の貴族会のメンバーで動いて調べていた」
「薔薇の貴族会……?」
「グレイソン伯爵家の一員となったら教えるつもりでいたんだが、陛下がもっとも信頼する貴族に、薔薇の称号を与えられた〝薔薇の貴族会〟が存在する。俺もその一員だ。今回の件で、陛下から正式に招集がかかったんだ」
それで彼は、何度も出かけるようになっていたようだ。