平凡な私の獣騎士団もふもふライフ4
「嘘つけ違うだろ、お前の頭の中はどうなってんだ」
頭を掴んでいる手でギリギリされたニコラスが、「痛い痛いっ」と言ってじたばたする。
一国の王子様にこんなことをできるのは、ジェドくらいなものだろう。
リズがそう思っていると、遅れて合流したエドモンドが、騎士というより執事のような姿勢でジェドに言った。
「すみません。こちらへ来るのを止められませんでした。陛下も『そこまで可愛い息子にねだられたら』と、妃殿下との茶会をお休みさせて外出の許可を」
「あの、のんびり陛下め」
ジェドが、舌打ちするような表情をした。
そんなことを言っていいのか。リズはハラハラしたが、エドモンドは生真面目な表情をこちらへと向ける。
「リズさん、お久しぶりです。このたびはご婚約おめでとうございます」
「ありがとうございます。エドモンドさんも相変わらずのペースというか……お元気そうで何よりです」
向こうで殿下が大変なことに、と言うのを諦めて引きつり笑顔を返した。
エドモンドの目が、続いてシモンを見下ろす。
「これが、例の新人ですか」
「コレって言ってくれるなよ。俺には、シモンって名前があんの」
すかさず言い返されたエドモンドが、やや珍しがる風に間を置いた。少し考え、一人納得したようにうなずく。
頭を掴んでいる手でギリギリされたニコラスが、「痛い痛いっ」と言ってじたばたする。
一国の王子様にこんなことをできるのは、ジェドくらいなものだろう。
リズがそう思っていると、遅れて合流したエドモンドが、騎士というより執事のような姿勢でジェドに言った。
「すみません。こちらへ来るのを止められませんでした。陛下も『そこまで可愛い息子にねだられたら』と、妃殿下との茶会をお休みさせて外出の許可を」
「あの、のんびり陛下め」
ジェドが、舌打ちするような表情をした。
そんなことを言っていいのか。リズはハラハラしたが、エドモンドは生真面目な表情をこちらへと向ける。
「リズさん、お久しぶりです。このたびはご婚約おめでとうございます」
「ありがとうございます。エドモンドさんも相変わらずのペースというか……お元気そうで何よりです」
向こうで殿下が大変なことに、と言うのを諦めて引きつり笑顔を返した。
エドモンドの目が、続いてシモンを見下ろす。
「これが、例の新人ですか」
「コレって言ってくれるなよ。俺には、シモンって名前があんの」
すかさず言い返されたエドモンドが、やや珍しがる風に間を置いた。少し考え、一人納得したようにうなずく。