平凡な私の獣騎士団もふもふライフ4
「なるほど。私の後継の獣騎士候補は『異例』とは聞いていましたが、候補から飛び級で獣騎士になっただけでなく、度胸もおありのようだ」
その通りだったので、リズは苦笑いに留めた。
先日、陛下へ獣騎士団と共に来訪の挨拶へうかがった。シモンが習った言葉を全部述べられたのも、緊張なんて微塵にも感じていなかったからだろう。
と、シモンが上から下までじろじろとエドモンドを見終わった。
「ふうん。これが〝例のエドモンドさん〟か。なるほどね。見た目は確かにバッチリだけど、女心が分からなそうでモテそうにない」
「ちょ、シモン君っ」
いったい誰がそんなことを教えたのか。けれどリズの声も聞かず、シモンの目が今度はジェドに解放されたニコラスへと移った。
「王子。初めましてー、俺、シモンって言います」
さすが度胸ある。躊躇なく向かった――が直後、ゴツンッとジェドの拳骨がシモンの頭に落ちた。
「来る前に教えただろう。『王子』ではなく、『殿下』だ」
軽口調についてもジェドは叱ったが、納得性に欠けることとなった。
そこには、ドキドキして目を輝かせているニコラスがいた。
「こ、こやつ、俺に普通に話しかけてきおったぞ!?」
どうやら嬉しいらしい。カルロと幼獣は、何か話しているのか見つめ合って耳と頭が少し動いている。
と、シモンがピーンときた様子でリズを振り返る。
その通りだったので、リズは苦笑いに留めた。
先日、陛下へ獣騎士団と共に来訪の挨拶へうかがった。シモンが習った言葉を全部述べられたのも、緊張なんて微塵にも感じていなかったからだろう。
と、シモンが上から下までじろじろとエドモンドを見終わった。
「ふうん。これが〝例のエドモンドさん〟か。なるほどね。見た目は確かにバッチリだけど、女心が分からなそうでモテそうにない」
「ちょ、シモン君っ」
いったい誰がそんなことを教えたのか。けれどリズの声も聞かず、シモンの目が今度はジェドに解放されたニコラスへと移った。
「王子。初めましてー、俺、シモンって言います」
さすが度胸ある。躊躇なく向かった――が直後、ゴツンッとジェドの拳骨がシモンの頭に落ちた。
「来る前に教えただろう。『王子』ではなく、『殿下』だ」
軽口調についてもジェドは叱ったが、納得性に欠けることとなった。
そこには、ドキドキして目を輝かせているニコラスがいた。
「こ、こやつ、俺に普通に話しかけてきおったぞ!?」
どうやら嬉しいらしい。カルロと幼獣は、何か話しているのか見つめ合って耳と頭が少し動いている。
と、シモンがピーンときた様子でリズを振り返る。