平凡な私の獣騎士団もふもふライフ4
「ねぇ、お姉さん。王子って、もしかして友達いない系?」
「えっ」
「その通りです」
「えぇぇっ」
尋ねられた直後、そばからエドモンドがしれっと答えてきた。しかしリズが双方へ視線を往復させていると、シモンが唐突に動き出した。
「王子。俺、友達になってもいいですよー」
そう告げ、ニコラスに手を差し出す。
「ちなみに俺は新米獣騎士、十五歳のシモンと言いますー」
「本当か!? 嬉しいぞ! よろしく!」
……まぁ、彼が喜んでくれて何よりだ。
すると、ジェドが溜息を吐きながら髪をかき上げた。
「またリズとの時間が減った。暇潰しで来るなよな」
「この前顔を見られなかったから、会いに来たのだ。長居はしない。父上からも、ついでにと頼まれた用があったから外出を認められたんだ」
ジェドの目が真剣さを帯びる。幼獣を抱っこした姿だが、ニコラスも王族らしい引き締まった雰囲気を漂わせた。
「ジェドよ。王都で騒がれている魔女の話は、もう聞き知っているな?」
「――ああ。実際に見た」
込み上げた感情を抑え込むような間を置いて、ジェドが冷静な声で答えた。
「いつもの、呆れるほどの〝お祭り騒ぎ〟だ」
「いつもより騒がしいぞ。父上が、それを気にしていらっしゃる」
「魔女など……、居もしない空想話だ。魔法を使い、災厄を呼ぶ存在? 人が永遠を生き続けるなんて、無理な話だ」
「えっ」
「その通りです」
「えぇぇっ」
尋ねられた直後、そばからエドモンドがしれっと答えてきた。しかしリズが双方へ視線を往復させていると、シモンが唐突に動き出した。
「王子。俺、友達になってもいいですよー」
そう告げ、ニコラスに手を差し出す。
「ちなみに俺は新米獣騎士、十五歳のシモンと言いますー」
「本当か!? 嬉しいぞ! よろしく!」
……まぁ、彼が喜んでくれて何よりだ。
すると、ジェドが溜息を吐きながら髪をかき上げた。
「またリズとの時間が減った。暇潰しで来るなよな」
「この前顔を見られなかったから、会いに来たのだ。長居はしない。父上からも、ついでにと頼まれた用があったから外出を認められたんだ」
ジェドの目が真剣さを帯びる。幼獣を抱っこした姿だが、ニコラスも王族らしい引き締まった雰囲気を漂わせた。
「ジェドよ。王都で騒がれている魔女の話は、もう聞き知っているな?」
「――ああ。実際に見た」
込み上げた感情を抑え込むような間を置いて、ジェドが冷静な声で答えた。
「いつもの、呆れるほどの〝お祭り騒ぎ〟だ」
「いつもより騒がしいぞ。父上が、それを気にしていらっしゃる」
「魔女など……、居もしない空想話だ。魔法を使い、災厄を呼ぶ存在? 人が永遠を生き続けるなんて、無理な話だ」